“めで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メデ
語句割合
37.5%
目出25.0%
芽出21.9%
9.4%
右手3.1%
目度3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松は千代も変らぬ常磐木でして新春にまずその色をめでたものです。古人も「常磐なる松の翠も春来れば今一しほの色まさりけり」
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
たか大家たいかと云はれてたさに無暗むやみ原稿紙げんかうしきちらしては屑屋くづや忠義ちうぎつくすを手柄てがらとは心得こころえるお目出めでたき商売しやうばいなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
アア今日は芽出めでたき日ゆえ泣くまじと思いしに、覚えず嬉し涙がこぼれしとて、兄弟甥姪おいめいを呼びて、それぞれに喜びを分ち給う。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
人のめでたいことを呪うような心を起すのは浅ましいとは知りながら、お松はこの慶たい噂を慶たからず思いました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
武器をばわがベリサルに委ねたりしに、天の右手めで彼に結ばりて、わが休むべき休徴しるしとなりき 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かのうるはしき琴はもだし、天の右手めでゆるべてむる聖なるいとはしづまりき 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
辻駕籠に出てよ駕籠賃が六百で祝儀が二分ずつッてえのはえや、寅が目度めでてえ正月だという訳だ