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愛
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めで
ふりがな文庫
“
愛
(
めで
)” の例文
また心
憂
(
う
)
き事
侍
(
はべ
)
りき、その大臣の娘
座
(
おわ
)
しき、
色
(
いろ
)
容
(
かたち
)
愛
(
めで
)
たく世に
双人
(
ならぶひと
)
なかりき、
鑑真
(
がんじん
)
和尚の、この人千人の男に逢ひ給ふ相
座
(
おわ
)
すと
宣
(
のたま
)
はせしを
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
松は千代も変らぬ常磐木でして新春にまずその色を
愛
(
めで
)
たものです。古人も「常磐なる松の翠も春来れば今一しほの色まさりけり」
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
數多
(
あまた
)
の人に
優
(
まさ
)
りて、君の
御覺
(
おんおぼえ
)
殊に
愛
(
めで
)
たく、一族の
譽
(
ほまれ
)
を雙の肩に
擔
(
にな
)
うて、家には其子を杖なる年老いたる
親御
(
おやご
)
もありと聞く。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
年頃
(
としごろ
)
愛
(
めで
)
玉ひたる梅にさへ別れををしみたまひて「
東風
(
こち
)
吹
(
ふか
)
ば匂ひをこせよ梅の花
主
(
あるじ
)
なしとて春な
忘
(
わすれ
)
ぞ」此梅つくしへ
飛
(
とび
)
たる事は
挙世
(
よのひと
)
の知る処なり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あはれ
一度
(
ひとたび
)
はこの紳士と組みて、世に
愛
(
めで
)
たき宝石に
咫尺
(
しせき
)
するの栄を得ばや、と彼等の
心々
(
こころごころ
)
に
冀
(
こひねが
)
はざるは
希
(
まれ
)
なりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
する者も
無
(
なけ
)
れど誰しも欲の世の中なれば身上の太きに
愛
(
めで
)
て
言込者
(
いひこむもの
)
も又多かり然共持參金の不足より
毎
(
いつ
)
も相談
整
(
とゝ
)
のは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
お
辰
(
たつ
)
を
愛
(
めで
)
しは修業の足しにとにはあらざれど、
之
(
これ
)
を妻に
妾
(
めかけ
)
に
情婦
(
いろ
)
になどせんと思いしにはあらず、
強
(
し
)
いて云わば
唯
(
ただ
)
何となく
愛
(
めで
)
し
勢
(
いきおい
)
に乗りて百両は
与
(
あたえ
)
しのみ
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
〽流れの泉色も香も
愛
(
めで
)
給わればいそいそと花に習うてちらりとそこに情の通う若たちの心任せに紐ときて上の下のととる手も狂うヨイヨイヨイヨイヨンヤサソレヘ
ながうた勧進帳:(稽古屋殺人事件)
(新字新仮名)
/
酒井嘉七
(著)
適間
(
たまたま
)
とぶらふ人も、宮木がかたちの
愛
(
めで
)
たきを見ては、さまざまにすかしいざなへども、
三二
三
貞
(
てい
)
の
賢
(
かしこ
)
き
操
(
みさを
)
を守りてつらくもてなし、後は戸を
閉
(
た
)
てて見えざりけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は
世
(
よ
)
にすぐれて
慈愛
(
じひ
)
に
富
(
と
)
める
人
(
ひと
)
、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
彼等
(
かれら
)
の
間
(
あひだ
)
に
此上
(
こよ
)
なく
愛
(
めで
)
重
(
おもん
)
せられて
居
(
を
)
つたので、
誰
(
たれ
)
とて
袂別
(
わかれ
)
を
惜
(
をし
)
まぬものはない、
然
(
しか
)
し
主人
(
しゆじん
)
の
濱島
(
はまじま
)
は
東洋
(
とうやう
)
の
豪傑
(
がうけつ
)
風
(
ふう
)
で
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
塵居
(
ちりゐ
)
の
御影
(
みかげ
)
、
古渡
(
こわた
)
りの
御經
(
みきやう
)
の文字や
愛
(
めで
)
しれて
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
年頃
(
としごろ
)
愛
(
めで
)
玉ひたる梅にさへ別れををしみたまひて「
東風
(
こち
)
吹
(
ふか
)
ば匂ひをこせよ梅の花
主
(
あるじ
)
なしとて春な
忘
(
わすれ
)
ぞ」此梅つくしへ
飛
(
とび
)
たる事は
挙世
(
よのひと
)
の知る処なり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
久八は
疾
(
とく
)
に
察
(
さつ
)
し何事も
心切
(
しんせつ
)
を盡し内々にて
小遣錢
(
こづかひぜに
)
迄も與へ
陰
(
かげ
)
になり
日向
(
ひなた
)
になり心配して
呉
(
くれ
)
けるゆゑ久八が
忠々
(
まめ/\
)
敷心に
愛
(
めで
)
て千太郎は奉公に來し心にて
辛抱
(
しんばう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
歳
(
とし
)
も十七なればかねて
聟
(
むこ
)
をと思ひをりたるをりからなれば、かのしのび男が
実心
(
まごゝろ
)
に
愛
(
めで
)
て
早速
(
さつそく
)
媒
(
なかだち
)
の
橋
(
はし
)
をわたし、
姻礼
(
こんれい
)
もめでたくとゝのひて
程
(
ほど
)
なく男子をまうけけり。
其家
(
そのいへ
)
今
猶
(
なほ
)
栄
(
さか
)
ゆ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
金谷村より歸りし
草臥足
(
くたびれあし
)
なれ共其
孝心
(
かうしん
)
に
愛
(
めで
)
無量庵大源和尚の庵へ參りし頃は
夕
(
ゆふ
)
申刻過
(
なゝつどきすぎ
)
にして暫時物語いたせし間歸宅は其夜
亥刻頃
(
よつどきごろ
)
と申に大岡殿又無量庵に向はれ九助が參りし
刻限
(
こくげん
)
歸宅
(
きたく
)
の刻限とも
尋問
(
たづね
)
らるに九助同樣の答へなり時に九助は無量庵に向ひ其節
那方
(
あなた
)
の仰せには
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“愛”の解説
愛(あい、en: love、fr: amour)について解説する。
(出典:Wikipedia)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
“愛”を含む語句
可愛
愛情
愛敬
慈愛
愛惜
愛嬌
愛着
最愛
情愛
愛人
寵愛
愛妾
可愛想
愛子
愛想尽
鍾愛
愛憎
愛玩
無愛想
恋愛
...