“無愛想”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶあいそう56.3%
ぶあいそ31.3%
ぶあいさう9.4%
ブリュスクリー3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この話は山方石之助やまがたいしのすけ君から十数年前に聴いた。山に住む者の無口になり、一見無愛想ぶあいそうになってしまうことは、多くの人が知っている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
計らずも迷亭先生の接待掛りを命ぜられて無愛想ぶあいそな顔もしていられないから、ニャーニャーと愛嬌あいきょうを振りいてひざの上へあがって見た。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
れかとつてるほどのおひと無愛想ぶあいさうもなりがたく、可愛かわいいの、いとしいの、見初みそめましたのと出鱈目でたらめのお世辭せぢをもはねばならず
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
どうして君はこんなに長く訪ねに来てくれないのか? 僕のちょっとした無愛想ブリュスクリーなどに腹を立てるような馬鹿な君ではないと思う。いや、そんなことはあるはずがない。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)