“無愛嬌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶあいきょう90.0%
ぶあいけう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三沢はそういう話に興味があるでもなく、また無いでもないような無愛嬌ぶあいきょうな顔をして、ただ「ふん」とか「うん」とか答えていた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どれだけ顔が綺麗きれいでも、この二つのものが欠けていたらゼロです。無愛想だとか、無愛嬌ぶあいきょうだとか、いやな女だ、などといわれるのは、多くそこから起こるのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
無愛嬌ぶあいけうな、見るから寒氣さむけだつてくる無人境の風景畫を遠慮も會釋もなくおし擴げたのである! わたしは見も知りもせぬ人間がきびしい顏をして
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)