“可愛想”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわいそう50.0%
かあいさう33.3%
かわいさう8.3%
かあいそう4.2%
かはいさう4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいよ親方からやかましく言つて来たらその時の事、可愛想かわいそうに足が痛くて歩かれないと言ふと朋輩の意地悪が置ざりに捨てて行つたと言ふ
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いゝよ親方おやかたからやかましくつてたら其時そのときこと可愛想かあいさうあしいたくてあるかれないとふと朋輩ほうばい意地惡いぢわる置去おきざりにてゝつたと
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
可愛想かわいそうなことをとすこなみだくんでおさくをかばふに、それは貴孃あなた當人たうにんぬゆゑ可愛想かわいさうともおもふからねど、おさくよりはれのほうあはれんでくれてはづ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それ大変たいへんだ、しかきみはまだ一めいがあるのが幸福しあはせだ、大原伊丹君抔おほはらいたみくんなど可愛想かあいそうにモルヒネを沢山たくさんませられたもんぢやから、到頭たうとう死んでしまつた。
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
虫が知たかお安めが二人の娘にあはしてれと晝夜をわかたず口説立くどきたてあはして遣ればお富をもうつた惡事が露顯ろけんなし内から火事を出す都合つがふ可愛想かはいさうだがお安をば何處どこかへ連出つれだし人知ず殺してくれろと頼んだことを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)