“連出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つれだ88.9%
つれいだ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またうしてられる……じつ一刻いつこくはやく、娑婆しやば連出つれだすために、おまへかほたらばとき! だんりるなぞは間弛まだるツこい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
スルト同行の山田八郎やまだはちろうう男が私を助けて室外に連出つれだし、水などましてれてヤット正気にかえった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
連出つれいだせしかば大岡殿コレ品川宿の馬士まご其方は去年きよねん十七屋の飛脚をのせ鈴ヶ森に於て切られし所なんぢは運好うんよくいのちたすかりしが其時の盜人ぬすびとは爰に居る段右衞門と言者いふものならん能々よく/\顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
殺し金子きんす五百兩奪取うばひとり其後藤澤宿の大津屋と申旅籠屋はたごやへ入夫と相成あひなりし處三五郎度々どゝ無心むしんに來りしがわが惡事を皆こと/″\りたる三五郎なる故後日ごにち妨害さまたげと存じあざむきて鈴ヶ森まで連出つれいだし終に三五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)