“妨害”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうがい73.3%
さまたげ20.0%
ばうがい6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は他が自己の幸福のために、おのれの個性を勝手に発展するのを、相当の理由なくして妨害ぼうがいしてはならないのであります。
私の個人主義 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
道のためにはすべてを犠牲にすべきものだというのが彼の第一信条なのですから、摂欲せつよく禁欲きんよくは無論、たとい欲を離れた恋そのものでも道の妨害さまたげになるのです。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
斯樣かやうにしてみづか遠慮ゑんりよをし、また自分じぶんから抑制よくせいをして共同生活きやうどうせいくわつ妨害ばうがいにならぬやうにと注意ちゆういをしてるのである。すなは放任主義はうにんしゆぎ神髓しんずゐとするところであります。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)