“妨碍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうがい54.5%
さまたげ18.2%
ばうがい9.1%
ばうげ9.1%
ボウガイ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれも大した功を奏しなかった。そこで今度は、スキャップ政策をとったが、それも強固な争議団の妨碍ぼうがいのために、予測程の成功ではなかった。
(新字新仮名) / 徳永直(著)
三百円やそこらの端金はしたがね貴方あなたの御名誉をきずつけて、後来御出世の妨碍さまたげにもなるやうな事を為るのは、私の方でもして可好このましくはないのです。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いかなれば人々は此良心の發動、報恩の企圖を妨碍ばうがいして、天才は俗事に用なしといひ、又思想多きに過ぎて世務に適せずといふぞ。
その年ごろ姫に近づかんとする心にして、公正なる情ならば、われ決してこれが妨碍ばうげをなさじ。友と我との間にえらばんは、一にアヌンチヤタが寸心に存ず。姫我を取らば友去れかし。
経論ニ迷惑シテ諸人ヲ欺誑キキョウシ、往生オウジョウギョウヲ以テシュウトナストイエドモ、却ッテ、往生ノ行ヲ妨碍ボウガイセリ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)