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妨碍
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ぼうがい
ふりがな文庫
“
妨碍
(
ぼうがい
)” の例文
しかしそれも大した功を奏しなかった。そこで今度は、スキャップ政策をとったが、それも強固な争議団の
妨碍
(
ぼうがい
)
のために、予測程の成功ではなかった。
眼
(新字新仮名)
/
徳永直
(著)
それのみならず、ここで喧嘩をしてしまうと、それだから素人には困るとかいう口実を彼らにあたえて、今後も直接間接に局外者の脚本上演の
妨碍
(
ぼうがい
)
になる。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
海外多数の
碩学
(
せきがく
)
名士が
毎
(
いつ
)
も同情せらるる予の微力を以て老いの既に至れるを知らず、ややもすれば眠食を廃して苦心する研究に大
妨碍
(
ぼうがい
)
を加うる和歌山県の官公吏を
戒飭
(
かいちょく
)
して
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
彼是
(
かれこれ
)
と目先の利に熱中し、山人に
妨碍
(
ぼうがい
)
を与え、脅迫がましき言を
弄
(
ろう
)
する人もあれど、また大に厚意を寄せて援助せらる愛山者もあるに依り、心強く感じて赤裸にて微力を傾注するのである。
尾瀬沼の四季
(新字新仮名)
/
平野長蔵
(著)
内に省みて
疚
(
やま
)
しからず、自ら反して
縮
(
なお
)
きもまたこの物にして、乃ち天地に
俯仰
(
ふぎょう
)
して
愧怍
(
きさく
)
するなく、これを外にしては政府教門の箝制する所とならず、これを内にしては五慾六悪の
妨碍
(
ぼうがい
)
する所とならず
『東洋自由新聞』第一号社説
(新字旧仮名)
/
中江兆民
(著)
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凡百の世相で
妨碍
(
ぼうがい
)
する
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
妨
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
碍
漢検準1級
部首:⽯
13画
“妨”で始まる語句
妨
妨害
妨止
妨礙