“間弛”の読み方と例文
読み方割合
まだる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またうしてられる……じつ一刻いつこくはやく、娑婆しやば連出つれだすために、おまへかほたらばとき! だんりるなぞは間弛まだるツこい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ホックづけや穴かがりが、お島には慣れてくると段々間弛まだるっこくて為方がなくなって来た。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
叔父は真面目な他の会社などへ勤めて、間弛まだるっこい事務など執っていられなかった。子供に続いて、妻が長患ながわずらいのあげくに死んでから、家というものを、あまり考えなくなった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)