“間諜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かんちょう49.0%
スパイ28.6%
まわしもの10.2%
いぬ6.1%
かんてふ4.1%
かんでふ2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“間諜”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語21.2%
文学 > 英米文学 > 小説 物語5.4%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
という間諜かんちょうの報らせが入った日、姫路の黒田宗円からも、それと同じ早打ちが来た。もう疑う余地もない出来事である。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
石弥いしや、この修道士イルマンばばあを、おくのつぼねへつれていってやれ、間諜かんちょうでもないらしい」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「彼らはわれわれの友人を捕えている、しかしわれわれの手にも向こうのひとりがはいっている。君はこの間諜スパイを殺すつもりか。」
君はかつて自分で間諜スパイをやっていたことがあるか? いいや、自分はそういう卑劣なあてこすりを軽蔑する。
「これご覧なされい、拙者初対面からおかしい奴と睨んでおりましたが、あんじょう大月玄蕃の間諜まわしものでござった」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「敵の間諜まわしものじゃないか。」と座の右に居て、猪口ちょくを持ちながら、膝の上で、箇条を拾っていた当家の主人が、ト俯向うつむいたままで云った。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ふらちなやつだ。さてはきさまは、どこかの大名だいみょうの手先になって、諸国をうかがう、間諜いぬだな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「結構、事の血祭りに幕府の間諜いぬを斬れ、伊賀の上野とは幸先さいさきがよい、やい幕府の間諜、表へ出ろ、荒木が三十六番斬りの名所を見せてやる」
『あの赤ひげはくまの方の間諜かんてふだつたね』たれかが云ひました。わかものは又窓の氷を削りました。
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
間諜かんてふツ」と一人は吾妻をにらめり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
アヽ、諸君、——僕の言を借用なさらぬは、必竟ひつきやう僕が平素の不徳に依るですから、むを得ないです、が、先生を間諜かんでふと認めたのは、僕の観察では無い
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)