“幸先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さいさき97.7%
さいさ2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火曜の晩、坂口を訪れて碁を囲んでいると、私の方が勝味が多かった。「幸先さいさきがいい」と私は思った。そして十二時になるとすぐに座を立った。
微笑 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「結構、事の血祭りに幕府の間諜いぬを斬れ、伊賀の上野とは幸先さいさきがよい、やい幕府の間諜、表へ出ろ、荒木が三十六番斬りの名所を見せてやる」
ただ紀伊きいの道こそは幸先さいさきのよい道であるとうらなつて出ておいでになつた時に、到る處毎に品遲部ほむじべの人民をお定めになりました。
ナルモヴは笑いながら、ヘルマンが長いあいだ守っていた——骨牌を手にしないという誓いを破ったことを祝って、彼のために幸先さいさきのいいように望んだ。
幸先さいさきよしだ。兵糧その他、戦利品も莫大な数にのぼろう。かかる大捷たいしょうを博したのも、日頃の鍛錬があればこそ——やはり平常が大事だな」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これならば幸先さいさきがよい。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)