“幸手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さって84.6%
さつて15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埼玉県の東部で幽霊花またはシンダモンバナ(『幸手さって方言誌』)。徳島県の方にもユウレングサまたはチャンチャンボなどという異名もある。
翌朝、幸手さってから栗橋にかかり、渡舟の上からながめると、両岸は眼のとどくかぎり掘りかえされて赤土原になり、一点、青いものも眼に入らない。
奥の海 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
さても重四郎は幸手さつてを立出で一先江戸表へ來りて處々しよ/\見物けんぶつなさんと十五六日も逗留とうりうして上野淺草吉原兩國芝増上寺其外そのほか處々を見歩行みあるき或日又本町通りを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
幸手さつて栗橋くりばし古河こが間々田まゝだ……のむかし語呂合ごろあはせおもす。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)