“さって”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幸手91.7%
殺手8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「大層長かった」間に荒療治はなし遂げられたにちがいない。仕方がないので伴蔵は大風雨の晩、幸手さって堤へ呼び出してとうとうおみねをバッサリ殺ってしまう。
翌三十日は粕壁、松戸を経て、幸手さってしゅくに入り、釜林という宿屋に泊まる。まことに気の長い道中である。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「あたしだとても、喉ばかり切る鎌いたちなどあろうとは思いませんでした。でも、まだきいたことのない殺手さってで、かいもく見当がつきませんでしたが、いったい、どんな手懸りでこうすらすらと追詰めましたの」
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
殺手さって
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)