“殺手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さって33.3%
ころして33.3%
さっしゅ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あたしだとても、喉ばかり切る鎌いたちなどあろうとは思いませんでした。でも、まだきいたことのない殺手さってで、かいもく見当がつきませんでしたが、いったい、どんな手懸りでこうすらすらと追詰めましたの」
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
鳥獣とりけものすら殺手ころしてをのばせば、未然に感得して逃げるではありませんか。まして万物の霊長たるものが、至上の生命に対して、なんで無感覚におられましょうや」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
身にうけたやいばは一太刀だったが、彼の背後に来ていた殺手さっしゅは二人だった。天野元明の家人で、ひとりは河村新左衛門、もう一名は福間彦右衛門とよぶ大剛の武士である。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)