“幸子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さちこ63.6%
ゆきこ18.2%
かうこ9.1%
さち9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸子さちこは、しばらくたつて泣きやんで歸つて來るが、靜かに起き上つてゐる多緒子の顏を見ると、急に堪へがたいやうに泣き立てた。
(旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
近藤真琴の妻真樹まき(前名幸子ゆきこ)が御母堂の母上の御姉妹です。佐倉藩の吉益という家から出ております。
三高教授の安藤しようらう氏は人も知る音楽学校の安藤幸子かうこ女史の亭主で、幸子女史と比べると、ずつと女性的の優しい顔立を持つてゐる。
二人の女中が雇はれて一人は幸子さちの守の爲めの幾分白痴のやうな中年の女と、一人は家の中一切をやる働き盛りの若い女であつた。
(旧字旧仮名) / 素木しづ(著)