“かうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
好古25.0%
好箇25.0%
好個12.5%
幸子12.5%
槁枯12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此翁和哥をよくかつ好古かうこへきありて卓達たくたつの人なり、雅談がだんわくが如く、おもはずつゑをとゞめし事四五日なりし。
開拓記念に最も好箇かうこな農科大學や、いつも高い煙突の煙りを以つて北地を睥睨へいげいする札幌ビール工場や、製麻會社や、石造りの宏大な拓殖銀行や、青白く日光の反射する區立病院や、停車場、中島遊園
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
(或は心理描写の影を帯びてゐる。)大川端おほかはばたの秋の夕暮に浪費を思つた吉井勇氏はかう云ふ点では石川啄木と、——貧苦と闘つた石川啄木と好個かうこの対照を作るものであらう。
麒麟きりん」の冒頭の数頁はただちにこの興味を与へる好個かうこの一例となるであらう。
三高教授の安藤しようらう氏は人も知る音楽学校の安藤幸子かうこ女史の亭主で、幸子女史と比べると、ずつと女性的の優しい顔立を持つてゐる。
わが潔白なる心、敬愛の情は、一言の奬勵、一顧の恩惠を以て雨露となしゝに、人々は却りて毒水をそゝぎてこれを槁枯かうこせしめしなり。
ほうほうと切れてしまう藕糸を、八・十二二十合はたこに縒って、根気よく、細い綱の様にする。其をごけにつなぎためて行く。奈良の御館でも、かうこは飼って居た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)