“大川端”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおかわばた84.6%
おほかはばた11.5%
おほかははた3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京へ帰ると、彼はまた大川端おおかわばたの家へ行って、風呂ふろに入ったり食事をしたりして、やっと解放されたような気分になれるのであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
(或は心理描写の影を帯びてゐる。)大川端おほかはばたの秋の夕暮に浪費を思つた吉井勇氏はかう云ふ点では石川啄木と、——貧苦と闘つた石川啄木と好個かうこの対照を作るものであらう。
しひ松浦まつうら」のあつた昔はしばらく問はず、「江戸の横網よこあみ鶯の鳴く」と北原白秋きたはらはくしう氏の歌つた本所ほんじよさへ今ではもう「歴史的大川端おほかははた」に変つてしまつたと言ふ外はない。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)