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大川
読み方 | 割合 |
おおかわ | 43.4% |
おほかは | 39.6% |
たいせん | 11.3% |
おほかわ | 3.8% |
だいせん | 1.9% |
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すぐ
川堤を、
十歩ばかり戻り気味に、下へ、
大川へ
下口があつて、
船着に成つて居る。時に
三艘ばかり
流に並んで、岸の猫柳に浮いて居た。
此の
可哀な
車夫に
向つて、
大川の
流の
音の
身に
沁むやうに、
姿を
引締めて
彳んだ
袖崎の
帽子には、
殊更に
月が
宿るが
如く
見えた。
唐には、
蜀江とて、
錦を洗ふ所と、詩歌にも作るところあり。
日本のすのまたなどのやうに広く、いかめしう人も通はぬ
大川なり。
待給へ
諸共にの
心なりけん、
見し
忍び
寐に
賜はりし
姫がしごきの
緋縮緬を、
最期の
胸に
幾重まきて、
大川の
波かへらずぞ
成りし。
ちょうど広場とその頂との境に、
一条濃い
靄が
懸った、靄の下に、
九十九谷に
介まった里と、村と、
神通、
射水の二
大川と、富山の
市が包まるる。