“射水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いみず77.8%
いみづ11.1%
イミヅ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうど広場とその頂との境に、一条ひとすじ濃いもやかかった、靄の下に、九十九谷つくもだにはさまった里と、村と、神通じんつう射水いみずの二大川だいせんと、富山のまちが包まるる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この歌の近くに、「朝床に聞けば遙けし射水いみづ河朝ぎしつつうたふ船人」(巻十九・四一五〇)という歌がある。この歌はあっさりとしているようでただのあっさりでは無い。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
朝牀アサトコに聴けば遥けし。射水イミヅ川、朝漕ぎしつゝ唄ふ舟人(家持——万葉巻十九)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)