射水いみづ)” の例文
この歌の近くに、「朝床に聞けば遙けし射水いみづ河朝ぎしつつうたふ船人」(巻十九・四一五〇)という歌がある。この歌はあっさりとしているようでただのあっさりでは無い。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「南吹き雪解ゆきげはふりて、射水がはながる水泡みなわの」(巻十八・四一〇六)、「射水いみづがは雪解はふりて、行く水のいやましにのみ、たづがなくなごえのすげの」(同・四一一六)の例もあり、なお
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)