“十歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とあし71.4%
じっぽ14.3%
じつぽ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぐ川堤かわづつみを、十歩とあしばかり戻り気味に、下へ、大川おおかわ下口おりくちがあつて、船着ふなつきに成つて居る。時に三艘さんぞうばかりながれに並んで、岸の猫柳に浮いて居た。
光籃 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
三径さんけい十歩じっぽに尽きてたでの花
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
三人みたりいへで、朝霧あさぎりふか海岸かいがんきたへとすゝんだ。武村兵曹たけむらへいそう猛犬まうけん稻妻いなづましたがへて、つね十歩じつぽばかりさきすゝむので、わたくし大佐たいさとはあひならんであゆんだが、一言いちごんい。あゝ、その秘密ひみつなる發明はつめいとはなんであらう。