“蓼”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たで98.1%
タデ1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たでに似て非なるものを犬蓼いぬたでというように、神人に似て非なる故に犬神人と云ったとの古い説があるが、これは妥当であるとは思われない。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
草が青う浮出しそうな月でしょう——蚊帳釣草かやつりぐさにも、たでの葉にも、萌黄もえぎあい紅麻こうあさの絹の影がして
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
勝手口の小さな圃に、風にでも吹かれて飛んで来たらしい小さな種子が、芽を出し、幾つかの葉をひらいてたでとなつたのは、夏の日のことだつた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
たでむし」以後の谷崎君の作品は、残りなく通読しているつもりでいたが、この「武州公秘話」だけにはまだ目を触れていないのであった。
武州公秘話:02 跋 (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
たでむし」以後の谷崎君の作品は、残りなく通読しているつもりでいたが、この「武州公秘話」だけにはまだ目を触れていないのであった。
元来タデはその味の辛いのが本領であって、『秘伝花鏡ひでんかきょう』にも「蓼ハ辛草也」とある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
タデの属にハナタデすなわち花蓼というものが前々からあり、それが岩崎灌園いわさきかんえんの『本草図譜ほんぞうずふ』巻之十七に出ていて「ハナタデ、道傍に多し形青蓼に似て花淡紅色なり小児アカノマンマ」と呼ぶと書いてある。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)