“寂蓼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきりょう50.0%
せきれう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見渡す限り青葉で覆われた武蔵野で、その中にぽつんぽつんとうずくまっている藁屋根わらやねが何となく原始的な寂蓼せきりょうを忍ばせていた。
いのちの初夜 (新字新仮名) / 北条民雄(著)
過般くわはん篠田長二除名の騒擾さうぜうありし以来、信徒の心を離れ離れとなりて、日常つね例会あつまりもはかばかしからず、信徒の希望のぞみなる基督降誕祭クリスマスさへきはめて寂蓼せきれうなりし程なれば
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)