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十歩
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とあし
ふりがな文庫
“
十歩
(
とあし
)” の例文
すぐ
川堤
(
かわづつみ
)
を、
十歩
(
とあし
)
ばかり戻り気味に、下へ、
大川
(
おおかわ
)
へ
下口
(
おりくち
)
があつて、
船着
(
ふなつき
)
に成つて居る。時に
三艘
(
さんぞう
)
ばかり
流
(
ながれ
)
に並んで、岸の猫柳に浮いて居た。
光籃
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
あたかも彼が密かに懶惰に耽る自分の家の楽しい
煖炉棚
(
レジャンカ
)
か、それともわが家の敷居からものの
十歩
(
とあし
)
とは離れてゐない、遠縁の者の開いてゐる居酒屋とおなじぐらゐ、彼に馴染の声が耳にはいつた。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:03 ソロチンツイの定期市
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
手
(
た
)
ぢからのよわや
十歩
(
とあし
)
に鐘やみて桜ちるなり山の夜の寺
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
手力
(
たぢから
)
の弱や
十歩
(
とあし
)
に鐘やみて桜散るなり山の夜の寺
晶子鑑賞
(新字旧仮名)
/
平野万里
(著)
八郎はその時
十歩
(
とあし
)
ばかり
遁
(
に
)
げるようにしたのに、お悦はずんずん入った。少し手間取ったが、胸を反らして出て来た。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“十”で始まる語句
十
十歳
十日
十重二十重
十字架
十分
十月
十六夜
十露盤
十手