“川堤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわづつみ40.0%
かわどて40.0%
かわつつみ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、話の中の川堤かわづつみの松並木が、やがて柳になって、町の目貫めぬきへ続く処に、木造の大橋があったのを、この年、石にかけかえた。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蒲公英たんぽぽの咲く川堤かわどてに並んで腰を打ちかけ、お宮の背後うしろから揚る雲雀ひばりの声を聞きながら、銀之丞が腰のふくべと盃を取出せば、千六は恥かしながら背負うて来た風呂敷包みの割籠わりごを開いて
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
徒歩かちだった。木山まで下ると、山から野に出る。彼等は川堤かわつつみを水と共に下って往った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)