“手力”の読み方と例文
読み方割合
たぢから100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれよりももつと手力たぢからを養へ。おれよりももつと智慧ちゑを磨け。おれよりももつと、……」
老いたる素戔嗚尊 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「君がため手力たぢから疲れ織りたるきぬぞ、春さらばいかなる色にりてばけむ」(巻七・一二八一)なども、女の気持であるが、やはり労働歌で、はた織りながらうたう女の歌の気持である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
押しあててかたき胡桃は手力たぢからこめ掌にぞひしりとつぶしつるかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)