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『老いたる素戔嗚尊』
ふりがな文庫
『
老いたる素戔嗚尊
(
おいたるすさのおのみこと
)
』
高志の大蛇を退治した素戔嗚は、櫛名田姫を娶ると同時に、足名椎が治めてゐた部落の長となる事になつた。 足名椎は彼等夫婦の為に、出雲の須賀へ八広殿を建てた。宮は千木が天雲に隠れる程大きな建築であつた。 彼は新しい妻と共に、静な朝夕を送り始めた。 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」1920(大正9)年3~6月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約40分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
長
(
をさ
)
微笑
(
ほほゑ
)
私
(
ひそか
)
室
(
むろ
)
尊
(
みこと
)
小篠
(
をざさ
)
悄然
(
せうぜん
)
抛
(
はふ
)
稜威
(
いつ
)
大蛇
(
をろち
)
天
(
あめ
)
柄
(
つか
)
煽
(
あふ
)
祝
(
ことほ
)
舳
(
とも
)
艫
(
へさき
)
茫然
(
ばうぜん
)
葬
(
はうむ
)
骸
(
がら
)
一際
(
ひときは
)
会釈
(
ゑしやく
)
倉皇
(
さうくわう
)
再
(
ふたたび
)
出雲
(
いづも
)
刀子
(
たうす
)
吃驚
(
びつくり
)
咄嗟
(
とつさ
)
喪
(
も
)
噛
(
かじ
)
夕餉
(
ゆふげ
)
女君
(
をんなぎみ
)
屏風
(
びやうぶ
)
弓杖
(
ゆんづゑ
)
弾
(
はじ
)
徐
(
おもむろ
)
意嚮
(
いかう
)
慌
(
あわただ
)
手強
(
てごは
)
智慧
(
ちゑ
)
暗黒
(
くらやみ
)
欺
(
だま
)
甕
(
みか
)
番
(
つが
)
癒
(
い
)
盤
(
さら
)
睦
(
むつま
)
荒野
(
あらの
)
蒼
(
あを
)
裳
(
も
)
貢
(
みつぎ
)
跪
(
ひざまづ
)
透
(
すか
)
遮
(
さへぎ
)
階段
(
きざはし
)
雄
(
を
)
靫
(
ゆぎ
)
飜
(
ひるがへ
)
中
(
うち
)
丹塗
(
にぬり
)
亡
(
な
)
佇
(
たたず
)
何人
(
なんぴと
)
何時
(
いつ
)
佩
(
は
)
倚
(
よ
)
偸
(
ぬす
)
光物
(
ひかりもの
)
兎
(
と
)
冴
(
さ
)
凝
(
こ
)
刹那
(
せつな
)
剣
(
つるぎ
)
剥
(
は
)
千木
(
ちぎ
)
唸
(
うな
)
喪屋
(
もや
)
嘲
(
あざけ
)
塒
(
ねぐら
)
天雲
(
あまぐも
)
奇特
(
きどく
)
妃
(
きさき
)
娶
(
めと
)
容子
(
ようす
)
寧
(
むし
)
少時
(
しばらく
)
帷
(
とばり
)
弓勢
(
ゆんぜい
)
弦
(
つる
)
彼
(
か
)
征矢
(
そや
)
御伴
(
おとも
)
御歿
(
おな
)
心算
(
つもり
)
忌々
(
いまいま
)
忽
(
たちま
)
恭
(
うやうや
)
悉
(
ことごと
)
悦
(
よろこ
)
愈
(
いよいよ
)
慟哭
(
どうこく
)