“御伴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとも66.7%
みとも12.5%
オトモ12.5%
おつれ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんと、時節がら愉快のことではありませぬか。もし拙者の御伴おともするものがあるなら、吉備団子きびだんごの一つくらいは差し上げてもよろしい。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
世にかなし母の御伴みともとさもらひにすがししら玉りてゐにけり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
これをトモと謂つてゐる。宮津辺では、日天様ニツテンサマ御伴オトモと称して、以前は同様の行事があつたが、其は、彼岸の中日にすることになつてゐた。紀伊の那智郡では唯おともと謂ふ……。かうある。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「誰か御伴おつれがありましたか」と何気なく聴いて見る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)