“みとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミトモ
語句割合
御伴20.0%
御供20.0%
13.3%
見共13.3%
従者6.7%
従駕6.7%
6.7%
御従6.7%
所從6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御伴みともびとこぞり仰げや。
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
豊島としまのや千本ちもとのいてふ落葉する夕日の森に御供みともするかな
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
若きをのこ七二けくおびえして、銭おほくつひやすことよといふに、殿とののぼらせ給ふ時、七三小豆嶋あづきじまより七四室津むろづのわたりし給ふに、七五なまからきめにあはせ給ふを、みともはべりしもののかたりしを思へば
うちにいると、海老茶えびちゃ繻子しゅすに花鳥の刺繍ぬいとりのあるドレッシング・ガウンを着て、はなはだ愉快そうであった。これに反して自分は日本を出たままの着物がだいぶよごれて、見共みともない始末であった。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
程なく多くの足音聞ゆる中に、沓音くつおと高くひびきて、烏帽子ゑぼし七七直衣なほしめしたる貴人、堂に上り給へば、従者みとも武士もののべ四五人ばかり右左みぎひだりに座をまうく。
都の人も見ぬをうらみに聞え侍るを、我が身をさなきより、人おほき所、あるは道の長手ながてをあゆみては、必ず二五五のぼりてくるしき病あれば、二五六従駕みともにえ出で立ち侍らぬぞいとうれたけれ。
また問ひたまはく「みともに仕へまつらむや」と問はしければ、答へて曰はく「仕へまつらむ」とまをしき。かれここにさをを指しわたして、その御船に引き入れて、槁根津日子さをねつひこといふ名を賜ひき。
八〇白江しらえ熊谷くまがへの両士、きみ八一大御酒おほみきすすめたてまつるとて八二まめやかなるに、臣も八三あざら(け)き物一しゆ調てうじまゐらせんため、御従みともおくれたてまつりぬとまうす。
ここにその名を問はせども答へず、また所從みともの神たちに問はせども、みな知らずとまをしき。