御供みとも)” の例文
西の海東の山路、かなたこなた巡りましつつ、あきらけくおさまる御世の、今年はも十あまり三とせ、瑞枝みずえさす若葉の夏に、ももしきの大宮人の、人さはに御供みともつかへて、ひんがしみやこをたたし
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
豊島としまのや千本ちもとのいてふ落葉する夕日の森に御供みともするかな
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
すめらぎのまれ行幸いでまし御供みともする君のさきはひ我もよろこぶ
曙覧の歌 (新字新仮名) / 正岡子規(著)