大塚楠緒子おおつかなおこ
もうやがて二昔に近いまえのことでした。わたしは竹柏園の御弟子の一人に、ほんの数えられるばかりに、和歌をまなぶというよりは、『万葉集』『湖月抄』の御講義を聴講にいっておりました。すくなくても十人、多いときは二、三十人の人たちが、みんな熱心に書 …
作品に特徴的な語句
葬式ほうむり いき おぐし いゆ 大樹おおき くだり ちっ 御供みとも 上布かたびら いで なつか 手帖ノート 薄氷うすらい 女子おんな 容姿かたち ゆう かか あり かたわら じっ のち 御目おんめ 手向たむけ 才智ざえ なで やみ 母君ははぎみ 深張ふかはり さわや 生々いきいき 竹柏ちくはく がすり 花圃かほ たっと かよ おと いただ 一人ひとり 一橋ひとつばし 一言ひとこと 両親ふたおや うち 二昔ふたむかし 二歳ふたつ 二言ふたこと 五日いつか おっ 会釈えしゃく 住居すまい 何処どこ 何時いつ 保治やすじ くるま かさ 八重やえ 八間はちけん 六年むとせ その 其処そこ りん 千本ちもと 友垣ともがき 召物めしもの 和歌うた 墓表ぼひょう 声音こわね 大輪たいりん 天女てんにょ 学殖がくしょく へや 寄席よせ 幌車ほろぐるま すわ 御墓おはか した 才媛さいえん 新土あらつち 明晰めいせき 楠緒くすお 此処ここ 殊更ことさら さび きよ ようや やまい なお 私淑ししゅく そら こも もん 美事みごと 行方ゆくえ たもと