“一橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつばし88.9%
いっきょう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神田小川町おがわまちの通にも私が一橋ひとつばしの中学校へ通う頃には大きな銀杏が煙草屋たばこやの屋根をつらぬいて電信柱よりも高くそびえていた。
「四月十一日。石清水行幸の節、将軍家御病気。一橋ひとつばし様御名代のところ、攘夷じょういの節刀を賜わる段にておげ。」
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とはいえ、すでに残骸の姿にひとしい五条の一橋いっきょうと六波羅総門のふせぎぐらいが、よくこの頽勢たいせいをもり返しうるものとは今は誰にも思えていなかった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)