“八重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やえ77.5%
やへ20.0%
リラ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平生へいぜい私の処にく来るおばばさんがあって、私の母より少し年長のお婆さんで、お八重やえさんと云う人。今でもの人のかおを覚えて居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
おりたつ後姿うしろすがた見送みおくものはお八重やへのみならず優子いうこ部屋へや障子しようじ細目ほそめけてはれぬ心〻こゝろ/\を三らう一人ひとりすゞしげに行々ゆく/\ぎんずるからうたきゝたし
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
八重リラなら大丈夫だよ。太一見たいなあんなでれ/\した野郎が、変に云ひ寄つたりすれば、あの鞭でひつぱたかれる位ゐのものだよ。」
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)