“瑞枝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みづえ71.4%
みずえ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
互生葉かたみばあふち瑞枝みづえ風立ちてその涼しさはかぎりなく見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
さしそふ瑞枝みづえにそよぎわたる
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ゆさ/\とやわらかなえそうな若葉をかぶった白樫しらかし瑞枝みずえ、杉は灰緑かいりょく海藻かいそうめいた新芽しんめ簇立むらだて、赤松あかまつあか黒松くろまつは白っぽい小蝋燭ころうそくの様な心芽しんめをつい/\と枝の梢毎うらごとに立て
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
西の海東の山路、かなたこなた巡りましつつ、あきらけくおさまる御世の、今年はも十あまり三とせ、瑞枝みずえさす若葉の夏に、ももしきの大宮人の、人さはに御供みともつかへて、ひんがしみやこをたたし
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)