“瑞気”の読み方と例文
読み方割合
ずいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せっかく、戦勝の瑞気ずいきにわいている今日、道誉のごとき二タ股者、いや三ツ股者の降参をゆるすなどの過誤をおかしてはと
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利生りしょう相見あいみえ豊年なれば、愈〻いよいよその瑞気ずいきを慕ひて懈怠けたい無く祭りきたり候。いま村にて世持役よもちやくと申す役名も、是になぞらへて祈り申す由に候。但し此時このとき由来伝へはなし有之これあり候也(以上)
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
けれどこの一城市に靉靆あいたいとたなびいている瑞気ずいきというようなものを、石川数正は見のがせなかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)