“愈〻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いよいよ81.4%
いよ/\16.3%
ますます2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
方々彷徨さまよったあげくに、このまま帰宅してはどうにも引込みのつかない落莫たる思いがたかまり、愈〻いよいよ小笠原を訪ねる決心を堅めると
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
都ではかねてより阪東が騒がしかつた上に愈〻いよ/\謀反といふことであるから、容易ならぬ事と公卿くぎやう諸司の詮議に上つたことであらう。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
宜しく少年の子弟をして益〻自治の精神を涵養かんようし、愈〻ますます活溌の気象を発揚せしむべし。あえてこれを抑制し、以てようやまさに復せんと欲するの元気を再衰せしむるを得んや(大喝采)。
祝東京専門学校之開校 (新字新仮名) / 小野梓(著)