“利生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りしょう88.9%
りしやう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまでは罰や、罪業に対する一応の訓戒いましめじゃ。そこを助ける、生きながら畜生道に落ちる処を救いたまわる、現当利益りやく、罰利生りしょう、弘法様はあらたかやぞ。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
主人が跣足はだしになって働いているというのだから細君が奥様然おくさまぜんすましてはおられぬはずで、こういう家の主人あるじというものは、俗にいうばち利生りしょうもある人であるによって
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
遍路の旅に覺王かくわう利生りしやうをわれに垂れたまへ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)