“ずいき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
随喜36.7%
瑞気23.3%
芋茎23.3%
芋莄6.7%
瑞記3.3%
芋茰3.3%
芙萸3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偶然だが、玄徳の一文がよくこの奇効を奏したので、城兵の随喜ずいきはいうまでもなく、老太守の陶謙はふたたび
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
利生りしょう相見あいみえ豊年なれば、愈〻いよいよその瑞気ずいきを慕ひて懈怠けたい無く祭りきたり候。いま村にて世持役よもちやくと申す役名も、是になぞらへて祈り申す由に候。但し此時このとき由来伝へはなし有之これあり候也(以上)
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その芋茎ずいきのようなきんの束をピンセットで鋏んで示しているのはトゥルプ教授で、彼は当時オランダで一流の解剖学者であり、またレンブラントの保護者でもあった。
レンブラントの国 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
芋莄ずいきなびく様子から、枝豆の実る処、ちと稗蒔ひえまき染みた考えで、深山大沢しんざんだいたくでない処は卑怯ひきょうだけれど、くじらより小鮒こぶなです、白鷺しらさぎうずらばん鶺鴒せきれいみんな我々と知己ちかづきのようで、閑古鳥よりは可懐なつかしい。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いささか通らしい顔をすれば、私の行った上海の御茶屋は、たとえば瑞記ずいきとか厚徳福とか云う、北京の御茶屋より劣っている。が、それにも関らず、東京の支那料理に比べれば、小有天なぞでも確に旨い。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
芋茰ずいきが招くように動いてまない。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
次手ついでだから、つぎとまり休屋やすみや膳立ぜんだてを紹介せうかいした。ますしほやき、小蝦こゑびのフライ、玉子焼たまごやきます芙萸ずいきくづかけのわん
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)