“随喜”のいろいろな読み方と例文
旧字:隨喜
読み方割合
ずいき68.8%
ずゐき31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何の悔恨の情もなく、ただ喜悦の情のみをもって、自分の犯した罪をいつもの如くさらさらと書くことが出来るではないか、悪魔よ随喜ずいきの涙を垂れてくれ。
鼻に基く殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
偶然だが、玄徳の一文がよくこの奇効を奏したので、城兵の随喜ずいきはいうまでもなく、老太守の陶謙はふたたび
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若し彼等の「常談じやうだん」としたものを「真面目まじめ」と考へて見るとすれば、黄表紙きべうし洒落本しやれぼんもその中には幾多の問題を含んでゐる。僕等は彼等の作品に随喜ずゐきする人人にも賛成出来ない。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
印刷局いんさつきよく貴婦人レデイに到るまで随喜ずゐき渇仰かつがうせしむる手際てぎは開闢以来かいびやくいらい大出来おほできなり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)