“常談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうだん82.1%
じやうだん17.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでびっくりしてかおげ、もう一そのおかしな常談じょうだんをいってやろうとした。すると、ゴットフリートのかおが目の前にあった。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
すると校長と話していた、口髭くちひげの短い粟野教官はやはり微笑を浮かべながら、常談じょうだんとも真面目まじめともつかないようにこう保吉へ注意をした。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
霧島躑躅きりしまつつじ じやう——常談じやうだん云つちやいけない。わたしなどはあまりせはしいものだから、今年ことしだけはつい何時いつにもない薄紫うすむらさきに咲いてしまつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
人の好い禿げ頭の総代役はかう常談じやうだんなどもつけ加へた。それを又若い小学教員は不快さうにじろじろ眺めたりした。
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)