『一塊の土(ひとくれのつち)』
お住の倅に死別れたのは茶摘みのはじまる時候だつた。倅の仁太郎は足かけ八年、腰ぬけ同様に床に就いてゐた。かう云ふ倅の死んだことは「後生よし」と云はれるお住にも、悲しいとばかりは限らなかつた。お住は仁太郎の棺の前へ一本線香を手向けた時には、兎に …
作品に特徴的な語句
羞(はづか) 願(ぐわん) 吃逆(しやくり) 外(はづ) 狼狽(らうばい) 可哀(かはい) 姑(しうとめ) 況(いはん) 上(あが) 仄(ほのめ) 住(すみ) 塩鱒(しほます) 怒(いかり) 畏怖(ゐふ) 中音(ちゆうおん) 俵(たはら) 吼(たけ) 好(よ) 小母(をば) 尤(もつと) 常談(じやうだん) 後生(ごしやう) 所謂(いはゆる) 把(ぱ) 晩(おそ) 玩具(おもちや) 生恥(いきはぢ) 甲羅(かふら) 直(すぐ) 祝言(しうげん) 粟(あは) 脅(おび) 草鞋(わらぢ) 詰(なじ) 鑑(かがみ) 陸稲(をかぼ) 一掴(ひとつか) 些細(ささい) 何処(どこ) 倅(せがれ) 兎(と) 募(つの) 博奕(ばくち) 口説(くど) 呟(つぶや) 壻(むこ) 好(い) 如何(いか) 家(うち) 寧(むし) 就(つ) 弘(ひろ) 当(あて) 従弟(いとこ) 忽(たちま) 悉(ことごと) 悪(わる) 惣菜(そうざい) 愈(いよいよ) 愚痴(ぐち) 手向(たむ) 拵(こしら) 新仏(しんぼとけ) 曝(さら) 榾火(ほたび) 櫟(くぬぎ) 次穂(つぎほ) 此処(ここ) 殊(こと) 殖(ふ) 気色(けしき) 永(なが) 炉側(ろばた) 炙(あぶ) 焚(た) 無暗(むやみ) 煤(すす) 熟(う) 片時(かたとき) 独語(ひとりごと) 界隈(かいわい) 皺(しわ) 竹串(たけぐし) 筵(むしろ) 籾(もみ) 納屋(なや) 縁(ふち) 繭(まゆ) 罵(ののし) 罹(かか) 胡坐(あぐら) 藷(いも) 蚊帳(かや) 衝(つ) 褒(ほ) 角(かく) 訣(わけ) 譃(うそ) 軛(くびき) 途絶(とだ)