“竹串”の読み方と例文
読み方割合
たけぐし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もって、高札した約定に、御違背ないはずだ。その方たちは、一箇一俵運ぶたびに、お焼印のある竹串たけぐしをもらい、それを夕刻お勘定場で、約束どおりいただいておらんのか
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昼からあんまり頭が痛むので、娘と二人で黒犬を連れて、日在浜の方へ散歩に出て見た。渚近い漁師の家では、女や子供たちが三々五々群れていて、生鰯なまいわし竹串たけぐしにつきさしていた。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
二人は藷を竹串たけぐしへ突き刺し、一しよに炉の火へかざし出した。
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)