“甲羅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうら82.5%
かふら11.1%
かうら6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ、猿の甲羅こうらを経たものだとか言いますが、誰も正体をみた者はありません。まあ、早くいうと、そこに一羽の鴨があるいている。
木曽の旅人 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「牛の屁かえ? ふんとうにまあ。——尤も炎天に甲羅かふらを干し干し、あはの草取りをするのなんか、若え時にや辛いからね。」
一塊の土 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そして、今太郎君は気絶した後も、亀の甲羅かうらをしつかりつかんで放さなかつたので、とうとう水面まで一緒に浮上つて来たのでした。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)