“一掴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつか58.6%
ひとつかみ24.1%
いっかく17.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むしろ悪(あく)どい刺戟(しげき)に富んだ、生(なま)なましい色彩ばかりである。彼はその晩も膳の前に、一掴(ひとつか)みの海髪(うご)を枕にしためじの刺身(さしみ)を見守っていた。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そうして、いらッしゃる処が解らないでは、お迎いに行(ゆ)くことが出来ませんから、これを……ッて、そう云って、胡麻(ごま)を一掴(ひとつかみ)、姉様の袂(たもと)へ入れてあげたの。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夜、曙(あ)けんとするや、一斉の銃声あるべし。まさに、嚢中(のうちゅう)の敵を一掴(いっかく)の機(き)、そのときにあり。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)