“ひとつかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一掴58.3%
一握16.7%
一攫16.7%
一撮8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三「アヽ鼻血が出た、與助、男の鼻血だから仔細はあるまいけれども、盆凹ぼんのくぼの毛を一本抜いて、ちり毛を抜くのはまじねえだから、アヽいてえ、其様そんなに沢山抜く奴があるか、一掴ひとつかみ抜いて」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一万二万と弟や妹の分前はあっても、自分には一握ひとつかみの土さえないことを思うと頼りなかった。それかと言って、養家へ帰れば、寄ってたかって急度きっと作と結婚しろと責められるに決っていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
宮なるよ! 姦婦かんぷなるよ! 銅臭の肉蒲団にくぶとんなるよ! とかつは驚き、かつは憤り、はたとめて動かざるまなこには見る見る涙をたたへて、唯一攫ひとつかみにもせまほしく肉のをどるを推怺おしこらへつつ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
但し其は明らかに誤りであつて、一撮ひとつかみに餘りある微少の種子たねより、摩天の大樹の生ずることを解したならば、其の瑣細なことも亦必らずしも瑣細なことで終るとは限らぬことを解するに足るであらう。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)