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ひとにぎ
ふりがな文庫
“ひとにぎ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
一握
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一握
(逆引き)
旭川平原をずっと
縮
(
ちぢ
)
めた様な天塩川の
盆地
(
ぼんち
)
に、
一握
(
ひとにぎ
)
りの人家を落した新開町。停車場前から、大通りを
鍵
(
かぎ
)
の手に折れて、木羽葺が何百か並んで居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
砂で
磨
(
みが
)
き、
刃物
(
はもの
)
で手入れをされた竹は表皮の
艶
(
つや
)
を消されて落ちついた青さであった。ぱさっと地をはたくように振ると、
一握
(
ひとにぎ
)
りの竹はのたうって
揃
(
そろ
)
う。
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
こゝに
眼
(
め
)
を
拭
(
ぬぐひ
)
て
扶桑
(
ふさう
)
第一の富士を
視
(
み
)
いだせり、そのさま雪の
一握
(
ひとにぎ
)
りを
置
(
おく
)
が如し。人々手を
拍
(
うち
)
、奇なりと
呼
(
よ
)
び妙なりと
称讃
(
しようさん
)
す。千
勝
(
しよう
)
万
景
(
けい
)
応接
(
おうせふ
)
するに
遑
(
いとま
)
あらず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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