“盆地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんち77.8%
テーブルランド11.1%
ベースン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旭川平原をずっとちぢめた様な天塩川の盆地ぼんちに、一握ひとにぎりの人家を落した新開町。停車場前から、大通りをかぎの手に折れて、木羽葺が何百か並んで居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
仙石原から乙女峠へ通う山路を少し左へ外れた盆地テーブルランドで、蘆の湖畔に臨んだ風光明媚な一廓の地面を二万坪ばかり買い求めた上、彼は俄かに大土木を起しました。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
広河内のあるところは、東俣の谷の奥の、殆んど行き止りで、白峰山脈と、赤石山脈の間が、せばまって並行する間の、ちいさ盆地ベースンである。
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)