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一攫
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ひとつかみ
ふりがな文庫
“
一攫
(
ひとつかみ
)” の例文
退院後一カ月
余
(
よ
)
の
今日
(
こんにち
)
になって、過去を
一攫
(
ひとつかみ
)
にして、眼の前に並べて見ると、アイロニーの一語はますます鮮やかに頭の中に
拈出
(
ねんしゅつ
)
される。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宮なるよ!
姦婦
(
かんぷ
)
なるよ! 銅臭の
肉蒲団
(
にくぶとん
)
なるよ! とかつは驚き、かつは憤り、はたと
睨
(
ね
)
めて動かざる
眼
(
まなこ
)
には見る見る涙を
湛
(
たた
)
へて、唯
一攫
(
ひとつかみ
)
にもせまほしく肉の
躍
(
をど
)
るを
推怺
(
おしこら
)
へつつ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
攫
漢検1級
部首:⼿
23画
“一攫”で始まる語句
一攫千金
一攫一抓