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拈出
ふりがな文庫
“拈出”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ねんしゅつ
91.7%
せんしゅつ
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねんしゅつ
(逆引き)
退院後一カ月
余
(
よ
)
の
今日
(
こんにち
)
になって、過去を
一攫
(
ひとつかみ
)
にして、眼の前に並べて見ると、アイロニーの一語はますます鮮やかに頭の中に
拈出
(
ねんしゅつ
)
される。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最後に一寅次の名を
拈出
(
ねんしゅつ
)
して曰く、これ三千石を過ぐべからず、過ぐれは則ち叛かんと。ああ一老生及びその主とその賓と、みな余が平生のいわゆる知己なり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
拈出(ねんしゅつ)の例文をもっと
(11作品)
見る
せんしゅつ
(逆引き)
有我的意識(脳髄の覚醒時に於ける意識作用)に依ってのみ行われ得るものと妄信せられたるがために、前記の如く、仮想の犯人を
拈出
(
せんしゅつ
)
するが如き、推断上の錯誤を生じたるものにして
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
拈出(せんしゅつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
拈
漢検1級
部首:⼿
8画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“拈”で始まる語句
拈
拈華微笑
拈定
拈香
拈花
拈華瞬目
拈弄
拈繰
拈華
拈轉
“拈出”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
柴田宵曲
夏目漱石
正岡子規
森鴎外
夢野久作